Good job Good day Good time...
毎朝同じ時間に鳴り響くアラーム
朝食よりも寝ていたい
無理に押されて息苦しい満員電車
背中押すのはここじゃない淡々と過ぎていく午前はスイッチ探す旅路
冷め切ったコーヒーの味にも慣れてしまった Routine
夢は決して裏切らない でも優しくはないこと
今更気づいたよ誰のためでもない 自分のためでもない
何のため？ 分からずに日々を過ごして
帰り道にさ ほら 小さな幸せひとつ
持ち帰る それだけで 明日が見える
今日もここまでやったよ Good job
いつも通りにやれたら Good day
ほんの少し笑えたら Good time Wow目を輝かせ車窓に張り付いてた若人
今はただ目を閉じてた
描きたいのは目の前にある数字じゃなく
この先の未来のことさあいつは眩しくて何でも器用にこなす Jealousy
乾杯は隅のほう なるべく目立たないよう Keep
笑いたければ笑えばいい でも迷惑はかけてない
それをプライドにしよう自慢できないけど 褒められもしないけど
平凡な日常も悪くはないさ
満身創痍のストーリー 「ただいま」の声 ひとり
シワだらけ シャツの山 沈む太陽
今日もダラダラ自由に Good job
楽しみひとつあるなら Good day
日々を感じていけたら Good time Wow手にするには小さいものも
重さは何より感じるから
Every day Every night
今できることに Focus
視界は晴れる誰のためでもない 自分のためでもない
何のため？ 分からずに日々を過ごして
飾らなくてもいい 背伸びしなくてもいい
ありのまま 思いのまま 歩いてゆこう誰のためでもない 自分のためでもない
何のため？ 分からずに日々を過ごして
帰り道にさ ほら 小さな幸せひとつ
持ち帰る それだけで 明日が見える
今日もここまでやったよ Good job
いつも通りにやれたら Good day
ほんの少し笑えたら Good time
明日もいつもと変わらず Good job
天気予報は晴れだよ Good day
今を楽しめられたら Good time WowGood job Good day Good time...
「Focus」
歌：King & Prince
作詞：前迫潤哉
作曲：前迫潤哉・Dr. Lilcom
「Focus」はKing & Princeの二枚目のアルバム「L&」の中の一曲頑張っている人の背中を優しくさすってくれるかのような曲。
頑張り屋であるがゆえに悩み苦しむマリアンナにこの曲を届けたい、そう思った週。
「おかえりモネ」第17週「わたしたちにできること」
良いところがいっぱいあるドラマで好きだけど、やっぱりいろいろ手を出しすぎなのが一番の問題点のような気がする。
震災、二次被害、地方の高齢化、後継者不足、1次産業を守ること、終末医療、地方の医師不足、#KuTOO問題、ジェンダー、男性の生きづらさ、防災、スポーツ気象、パラ選手サポート、アルコール依存症、ヤングケアラー、ひきこもり、パニック障害、地方創生。
どれも答えが出ない問題で慎重に繊細に扱わないといけないのに、ふわっと扱った挙句ズレたところに着地させて、しかも恋愛で誤魔化してしまっているように見えてしまうんだよね。
朝岡「（情報は）受け取り側の経験や価値観に左右される」「人は自分の好きな人や、なんとなく信用できそうな人の話しか聞かない」
沢渡「かわいいかわいいって愛でてる俺みたいなのが一番ダメってことか」
菅波「（二人の気持ちを無視してカップリングを押し付ける組合の人たちに）見せつけますか」※
これって全部、視聴者に向けて言ってるのかな。インフルエンサーの言ってることが正しいと思ってしまう風潮とか。ストーリー無視して萌え重視してしまうところとか。
菜津「そういうところにいない人もいるって時々思い出してくれるといいな」
及川親子のことにも聞こえる。
莉子「世の中にはどういう人がいるのか。ものすごくつらい経験をしてる人がいるかもしれない。何か事情があって動けなくなっている人がいるかもしれない。そういった人たちが私を見ているんだなって。私の強みは考えること」
これも及川親子やみーちゃんのことを言っているように聞こえる。でも、モネは何も言わない。だから視聴者には伝わってこない。
菅波先生の自宅で引越の荷物を片付けながら先生に電話するモネ。
菅波「部屋なんかほっといてください。そんなことをさせるために鍵を渡したんじゃないんですから」
モネ「なんですか、見られたら困るものでもあるんですか。だったら言っておいてください。そこは見ませんから」
菅波「見られて困るものなんてないですよ」
モネ「それはそれでおかしくないですか」
ここのセリフ、違和感だらけだった。何のために「鍵」を渡したのか。（部屋の前で待ってるモネを気遣って、という説明はあったけど。お互い携帯電話持ってるんだから他所で時間潰せば良いのに）見られて困るものは何なのか。無いのがおかしいとはどういう意味なのか。
人と関わるのが苦手で外科に進んだ菅波先生がモネと出会うことで地域医療や地方の人と関われるようになった、その心の扉を開けてくれたのがモネだったからなのか。
部屋=心の象徴だとすると、人間誰しも隠したいことのひとつやふたつはあるだろうけど、それが無いのはおかしいということなんだろうか。少なくともモネにはありそう。
モネ「先生に話したいこと沢山あったんです」
菅波「何を考えていたんですか」
モネ「私、やっぱりいつか地元に島に帰って何か自分にできることがしたいんです」
菅波、頷く。
モネ「でもやだ何ができるのか分からなくて。先生みたいに今、自分の目の前にいる人のために働く、そういう働き方もあるのかもしれないし……」
このセリフを聞いて、仕事中にも関わらず15分だけ会おうとする先生。
菅波「さっき電話で沢山話したいことがあるって。話してください。考えてちゃんと答えますから」
モネ「先生、ずるいです。そんなの」（未知:お姉ちゃん、ずるい）
モネ「わかんないんですか？」（亮:分かってるんでしょ）
菅波「分かってる」
モネ「もう簡単に会えなくなるのに、全然時間が無くて。でも、それは仕方ない。でも、離れちゃって大丈夫なんですか、とか」
モネ「待ってたんです。ずっと。鍵なんか渡すから」（亮:バス停で引き止めてくれたから）
モネ「会いたかったんです。ちょっとでいいから。」（亮:それでもいい）
モネ「先生だって、そう言ったじゃないですか。顔見るとやっぱり良いなって」（亮:マジでいた！）
モネ「でも先生行っちゃうから。返します」
鍵を投げるモネ。キャッチできるようになった菅波先生。今まで目線を下に向けていたのが、ここで初めて先生の目を見る。
「結論からすると大丈夫です。今後何を投げられても。あなたが投げるものなら、僕は全部取ります」
菅波先生に子どものように身を投げ出すモネ。受け止める先生。二人の間には潰れたずんだ餅ではなく、潰れない鮫のキーホルダーの付いた合鍵。
二人が言う「時間がない」とは何なのか。モネは亮や未知に言われたことを先生に投げつけていく。それは恋人としての想いというより、カウンセラーに心の傷を打ち明けるセラピーのようで。（前週金曜日と同じ）カウンセラーが遠くに行ってしまったら、まだ心の傷が癒えてないのに困るということなんだろうか。菅波先生が仕事中にも関わらず、外で会ったのは医師としての仕事の一貫だからか。二人のやり取りも医師と患者のようで。人に言われた課題を先生に"丸投げ"するモネ。「全部受け入れます」という菅波先生。（ああ、そうやって受け入れれば良いんだ。りょーちんも、みーちゃんも）モネが子どものように抱きつくのも望む答えが得られたからだろうか。
ただ、二人の間に「鍵」があれば、心の中をお互い隠し事なく見せられれば、二人は離れていても大丈夫なのかもしれない。
モネが何故急に地元に帰りたくなったのかもよく分からなかったなあ。ストーリー的には、先週の幼なじみの会話や今週のプレゼン、地元の島に橋が掛かったことがきっかけなのは分かるんだけど。
うがった見方をすれば、「合格率5%の気象予報士試験に合格したから、憧れの朝岡さんの会社で未来予想ができる」と考えて意気揚々と上京したものの、気象予報士はゴロゴロいるし、下宿はボロボロだし、会社はギスギスしてるし、上司はキャラ変してるし、東京嫌になっちゃった、森林組合の時みたいに田舎でチヤホヤされてのんびり暮らしたい、彼氏も登米に行っちゃうし、って見えちゃうんだよね。ウェザーエキスパーツと宇田川さんの描き方のせいでもあるけど。
個人的には、マリアンナには中途半端な菩薩衣装なら革ライダースにスニーカーで出てほしかったよ。賛否両論あるだろうけど、きっとトレンド一位になるよ。菩薩顔はモネのほうじゃない？
今度は菩薩にとらわれて、キャラを作ることになったら嫌だなあ。マリアンナにはマリアンナしかない強さも明るさもあるんだから、他人の目を気にしすぎずに、飾らずに背伸びせずに、高村さんの時代とは違う生き方で進んでいってほしいな、と思う。たまには自分で自分を褒めてあげてね。
※私も最近考察やらツイッターで、りょーモネりょーモネうるさいけど、お似合いだからとかじゃなくて、論理的に考えてその線が妥当だから。りょーちんの気持ちは明らかにモネにあるし。りょーちんの幸せが他にあるならそれでも良いよ。でも、りょーちんの幸せって…………やっぱり「家族」を再構築することとしか思えないよ。
なんでこんなに祝福しにくいカップルにしたんだろうね。可哀想だよ。
