「なあ、のぶお、賭けしようぜ」
「俺らが勝ったら、のぶおのやりたいこと全部叶えてやるよ」
「教師を辞めさせる経験なんてなかなか出来なくない?」と、さほど興味も無さそうに言ってた明智くんが笑顔で言う「(先生を辞めさせないための)賭け」
「勝ったら何でも言うことを聞く」じゃなくて、「負けたら全部望みを叶えてあげる」って、希望の賭け。
明智くんの衣装がおとぎ話のプリンセスみたいだから、本当に叶えてくれるんじゃないかって思う。
原田先生の告白に驚き戸惑うクラスメートに「そういう病気なんだろ」と真正面から受け入れる明智くん。原田先生に何をしてあげられるのかを真っ先に考え、行動することのできる人。外見はシンデレラガールだけど、中身はめちゃめちゃカッコいいよ。男前だよ。明智くんの提案で、クラス全員が笑顔で前向きになれたよ。
賭けを受ける原田先生も、先週とはうってかわって優しい笑顔で。サプライズの誕生日も本当に嬉しかったんだろうなあ。
キミはシンデレラガール My precious one
You're the only flowering heroin
どんなときも ずっとそばで まぶしいその笑顔見せて
やがてシンデレラガール 魔法が解ける日が来たって
いつになっても いくつになっても
ボクはキミを守り続ける
King & Princeのデビュー曲「シンデレラガール」の冒頭。
素直な表情を出せるようになった明智くんもシンデレラガール。
いじめられっ子だった片鱗も見せないノリノリの若林くんもシンデレラガール。
クラスで孤立していたのにママとして頼られる東条くんもシンデレラガール。
自分の気持ちに正直に生きようとする光岡くんもシンデレラガール。
もちろん、余命告知を過ぎても元気な笑顔を見せる原田先生もシンデレラガール。
魔法が解ける次週は、きっとクラスの仲間が守ってくれるんだろうね。
ずっと笑顔を見せてね。
それにしても、明智くん、第7話と第8話で、こんなに違うの?って思える。目の輝きが全然違うし、クラスに馴染んでる。文化祭の出し物も明智くんの鶴の一声で決まったようなものだし。「明智子で~す」にはびっくりしたけど、あれも本来の明智くんの姿なんだろうなあ。
光岡くんの告白に「良いぞ!光岡!」って声掛けてくれたのも凄く良かった。いつの間にかダイバーシティを体現してる。
廉くんはそんなに役に引っ張られるほうでは無さそうだけど、それでも明智くんの笑顔を見るとほっとする。
慣れないだろうハイヒールのサンダルで走るのも大変だったろうなあと思う。でも、ブログには「女の子の大変さあらためて分かりました。メイクしんどいね」って、自分の大変さじゃなくて、女の子の大変さに寄り添ってくれる廉くんは優しいね。
第8話は責任を感じたりしちゃうんだろうなあ。登場人物が全員(ちーパパも含めて)憎めないし、幸せになってほしい、そう思わせてくれるドラマだね。
おとぎ話の最後のように「みんな幸せに暮らしました」で終わると良いのにね。