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ぼくはまた君に恋するんだろう

「俺のスカート、どこ行った?」第7話感想~誰にも見せずに流した涙~


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誰にも見せずに流した涙
心許せる居場所探してた
悩み苦しみも打ち明けられずに

強がりな心を溶かしてくれた
弱さ見せたって大丈夫だよと

教えてくれた 君に ありがとう

明智くん役のKing & Prince永瀬廉くんの主演映画「うちの執事が言うことには」の主題歌にもなってる「King & Prince」のアルバム「King & Prince」に入っている「君に ありがとう」

 

映画にも、とても合ってる曲だけど、後半のここは明智くんだなあと思って、映画を見ながら泣いてしまっていた。

 

朝の光浴びて 今日の運命を巡る

いつしか疑うことを覚えてた

 

強くいたいと願って 

一人もがいては悩んで

そんな時 君だけが 信じていてくれた

 

全てが上手くいく筈もないのに

分かりあえず すれ違いもしたね

今になって温かな 優しさに気付く

 

たった一つ この気持ち君に伝えたい

今は照れずに言える「ありがとう」

僕が僕らしくいられる理由さ

強がりな心を溶かしてくれた

弱さ見せたって 大丈夫だと

教えてくれた君へ

ただ ありがとう

 

明智くんが大人を信じられなくなったのには、壮絶な過去が、理由があった。

 

中学生時代の明智くんは、純粋で無垢で、疑うことも知らずに育っているように見えた。正論を突きつけて、父親に殴られても抵抗しないし、母親に捨てられても「いつか迎えに来てくれる」と信じていた。(お母さんにも、どうしようもない事情もあるのは理解できるけど)

高校生になって口調は一人前なのに、殴られると思ってさっと身を庇う明智くんを見ていると辛い。

 

「(父親と)一緒になるから殴れない」と一方的に殴られる明智くん。「ごめんな、若林。ごめん。すげえ辛かったよな。ごめん。」と傷だらけの顔で痛いだろうに、とてつもなく優しい声で若林くんに謝ることができる明智くんは強くて優しい人だよ。

東条くんにも素直に謝ることができるし。

根っこは、素直でピュアな性格なんだよね。

 

明智くんって、何かというと「飽きたから」「面白いから」って、本当の自分の気持ちをごまかす癖があるから、「仲良くしてたのもフリなんだよ」って言ってたけど、きっとそれも本心じゃないよね。駒井くんの真剣な顔と、牛久保くんの申し訳なさそうな顔を見ていると思うよ。

 

そんな人なら誰も胴上げなんてしてくれないよ。泣きながら、大好きな先生を殴るの、辛かっただろうね。でも、やっと明智くんがみんなの前で自分の感情を出すことが出来たんだもんね。きっと、昔からしっかりした良い子だったんだろうなあって思うけど、やっと甘えられることが出来たんだろうね。

 

ありがとうとごめんを繰り返して

深まっていく 君と過ごした日々

ほら 笑顔になる

 

あんなことをした父親の眼鏡を大事に取っておいて返そうとしたり、笑顔で「めんどくせえなあ」って許してあげたり、どこまで明智くんって優しいんだろう。

 

きっと、花穎様と同じで、自分の輪の中にいる人は許せるし、守れる強い人なんだろう。

 

明智くんも、花穎様も、そして、廉くんも。

 

ところで、「俳優」永瀬廉として、あの「装苑」に紹介されたのも記憶に新しいところだけど、今回は本気で「俳優・永瀬廉」を魅せてもらえる演技だったね。

 

中学生時代は表情も柔らかく、真っ直ぐ人を見て、疑うことも知らないピュアな子なんだろうなあって、台詞が無くても思えるし。

 

ここ最近は、すっかり目に色が無くなっていた明智くんも、目に光が戻り、原田先生の言葉に涙を浮かべ(ここ、みるみるうちに涙がたまっていくの凄かった)、ギスギスした空気が無くなっていくのを、台詞で説明するんじゃなくて、演技で魅せてくれて、いつの間にこんなに演技が上手くなったんだろうってびっくりしたよ。

 

一昨年の「スカッとジャパン」と同じ人だとは到底思えない(笑)

 

きっと、「うちの執事が言うことには」の監督さんに演技のことを聞いた時に、「テクニックじゃなくて人物になりきる」ことを教えてもらえたのが大きかったんじゃないのかな。

本当に本当に、King & Prince永瀬廉くんの初主演映画が「うちの執事が言うことには」で良かった。

 

「うちの執事が言うことには」も絶賛上映中です。明智くんと全然違う永瀬廉くんを見てみたい方にお薦めします🙇

 

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