「楽しみを創ると書いて創楽」という名前なのに、楽しいことなんて何も創ってこなかった、目立たないように生きてきたという創楽くん。友達の中弥にもどこかコンプレックスを持っていて。クラス1の美少女に好感持たれていることにも気がつかない。そんな創楽が希央と出会ったことで変わっていく。
真面目すぎて融通の効かない樹羅凛が希央と一緒に校則破ってみたりして、自分の殻を破ったり。
吃音でいじめられてる東くんをラッパーの外国人がいる工場に連れていったり。(そもそも希央が仲良くなってなければ工場に行くこともない)
学校や同僚に不満を抱きながらも何もできなかった田母神先生や森先生が生徒のために立ち上がってくれたり。
創楽が作った署名活動の紙を見てサイトを立ち上げた七ちゃん。ミチロウの下で美味しい想いもしてきただろう漆戸くん。二人のささやかな反抗で自分の孤独と向き合ったミチロウ。(それでもミチロウに寄り添ってくれる二人は本当に友達なんだなあって嬉しかった😢)
中弥は「☺️Time Heels」壁の落書きに、「楽しいことに時間を使おう」と思い直す。
そして、希央も創楽が書いた歌詞に励まされて変わることができた。
誰かの行動が誰かの背中を押す素敵な連鎖。
きっかけは、ほんの少しの勇気。
学校のみんなもサンドイッチが欲しくて制服に落書きした訳じゃないんだろうなあ。単に面白そうだから、楽しそうだから、かもしれない。それでも良いよね。
劇中では結局校則を変えることはできなかったけど、もしかしたら変わるかもしれない。そんな予感を感じさせてくれる映画のラストシーンだったなあ。(時系列としては映画はドラマの後だと思って言っています)
「楽しければ笑うよ」って、なんて優しい強い言葉なんだろう。
あえて空気を読まない、自分の頭で考える賢さがそこにはあるような気がする。
ドラマ+映画+Huluとの試みはとても面白かった。Huluまで見た後でドラマを見返すと、全然気づけなかったことに気づいたり。
ただ、答が先にあってそれに合わせるように式を作ったのかなと思われる部分がちょこちょこ目についたのがもったいないなあとは思う。(JKに18万円のかんざし贈る教師って………そりゃみんなにバレるわ😅)
この物語の主人公は勝利くんじゃないとできないなと思ったし、勝利くんだからこそ胸を打つ物語になったと思う。難しい役だと思うけど、上手くなったね。映画単独初主演おめでとう。
海ちゃんはほんとにセンスの固まりのような演技で圧倒させられたなあ。映画初出演おめでとう。
黒髪に第一ボタンまできっちり止めているのに不良っぽさがにじみでてる樹くんも凄かったなあ。デビューおめでとう。
すごく素敵な青春ムービーをありがとうございます。
主題歌も考えさせられる歌詞で素敵なので、置いておきますね。
みっつ数えるから その間に
並ばなくちゃ ダメな子です
ただ従順な だけでいなさい
何の疑問も 抱かずに
幸か不幸か 仕組まれてるって 気づいたんだ
聞き分け良い子が誰にとって 都合がいいのか
飼い慣らされていた麒麟が 高い柵を飛び越えた
Wonder Child ! 限りない草原を
知らないままの僕らは
こんなにも 汚れきった世の中を
有り難そうに生きてる
黄金の たてがみをなびかせた
勇気ある はみ出し者よ
こんなにも 虚しい時代でこそ
魂の限り叫べ We’re Wonder Child !
やっとわかったのね 逆らうほど
孤独になる 誰も君の
味方になんて なりはしないよ
異端児なんて いらないの
右向け右で 左を向いて 確かめてんだ
みんなに見えてることだけが 真実じゃない
飼い慣らしたはずの麒麟は 鎖ちぎりこう言った
Wonder Child ! 濁ったその瞳に
ひとつでも 救いがあれば
こんなにも 腐りきった世の中も
捨てたもんじゃないだろう
ついて来い たてがみを隠さずに
勇気ある はみ出し者よ
こんなにも 広い空の下で
お前はもう自由だ We’re Wonder Child !
尖れば尖るほど突き刺さる
その痛みを 強さに変えて
Wonder Child ! 限りない草原を
知らないままじゃ僕らは
こんなにも 汚れきった世の中で
死んだように生きるだけ
目を覚ませ たてがみを隠してる
勇気ある はみ出し者よ
天高く 空に吠えてみるんだ
魂の限り叫べ We’re Wonder Child