beautiful world

ぼくはまた君に恋するんだろう

「わげもん〜長崎通訳異聞」第三話「君を守るよ」

 

夢から押し戻されて 開いたドアからのぞく

曖昧な 景色 朝が来た

 

焦るキモチとウラハラ 考える時間はない

行こうか 小さな勇気が 大きなパワー

 

君が今かかえる キズや痛みを

忘れるほどの旅にしよう

さぁ! ぎゅっと 手を握った

 

見つけたんだ 小さな光 未来へ

with you with you この手はもう 離したりしない

臆病だった僕が こんなにも強くなる

僕が必ず 君を守るよ

 

どこへだって行けるけど 後戻りはしたくない

行き先は 反対側なんだ

 

ほら、太陽に向かって 花達が咲くみたいに

僕らも 上を向いて 歩いてこう

 

ちっぽけだって 嘆いた あの日の言葉

間違いだね君がいるなら…

また ぎゅっと 手をにぎった

 

気づいたんだ 小さな光 隣で

with you with you 求めてた 希望のカケラ

どうしようもないほど 大切な人なんだ

僕の全てで 君を守るよ

 

もう泣かないで… 僕に教えて…

本当の笑顔 僕がきっと 取り戻してみせるから

 

見つけたんだ 小さな光 未来へ

with you with you この手はもう 離したりしない

臆病だった僕が こんなにも強くなる

僕が必ず 君を守るよ

 

「With You」

歌: Sexy Zone

作曲作曲︰DAICHI.Samuli Laiho

 

作詞︰ケリー

あまり「わげもん」とは関係ないけど、廉くんの誕生日前日だったので、少クラ初出演の曲。あの踊れなかった子が、こんなに成長するなんてね。

 

「わげもん〜長崎通訳異聞」

   第三話「苦い秘密」

   脚本: 宮村優子     演出:梛川善郎

 

「名前」は親から子どもへの初めてのプレゼントといわれる。

「トリ」の名前は「トゥリー(都麗)」。唐人の父親が付けてくれた名前。遊女との間の子どもといえどもトリの父親には愛情があったことが感じられる。オランダ人の血を引く「未章」も、おそらくミヒャエルから来ている名前だろう。

 

親に愛されていた、という事実が、壮多やトリの力になると良いな、と思う。

 

エマの出産と引き換えに命を落としたエマの母。

未来がある幼い野田のために、身代わりを立てることを決めた通詞の親たち。

生まれたばかりの壮多のために、身代わりになることを決めた周吾。

長崎を守るために都合の悪いことを隠す役人たち。

壮多の才能を見込んで(壮多は町人なのに)英語を教えようとする森山。塾に来させることで、壮多を守ろうとしている。

 

それぞれの立場で必死に頑張っている。

 

「苦かですよ。治すときはなんでも」

エマも医師として、いろいろなものを見てきたはず。父親も母親もいない境遇で、人知れず苦労もあったに違いない。

苦さを噛み締めて、飲み込んで、人は強くなるのかもしれない。

 

 

 

(今週の覚書)

  • 一話から見返すと、壮多の声のトーンが低くなってるのが分かる。顔の表情も全然違っているし、成長したんだね。
  • 「己の言葉を捨てよ」英語塾の最初の森山の言葉で一気に引き付けられるアバン。
  • 江戸のオランダ宿は「長崎屋」だね。「門前の小僧、習わぬ経を読む」を地でいく壮多の賢さ。辞書の独学で発音できるのが不思議だなと思っていた。
  • 清十郎とのやり取りで方言「くらす」の意味を理解してみせる壮多の聡明さ。このことで二人の距離が縮まるのも凄い。
  • トリの名前の由来を聞くことで親子の愛情、さらに「都」の意味が日本語と中国語で違うことをさらりと示す脚本に唸る。
  • 森山役の小池徹平さん、以前に土曜ドラマ「鉄の骨」でも、談合という必要悪と正義感のなかで苦しむサラリーマンを演じていたけど、森山の子孫かなあ………どっちも胃に穴開いてそう………
  • 「鉄の骨」名作なので、どこかで観てほしい。
  • 後一回で最終回なんて信じられない😢
  • もう既に「わげもん2」が見たい。